私だけ見てて。お願い。

いよいよ体育祭前日。
毎日、遅くまでクラス対抗リレーの練習をがんばった。
うちの学校のクラス対抗リレーでは、足が遅い人も速い人もみんな走ることになっている。それに担任の先生もだ。

そしてなんと私は先生にバトンを渡すひと♪運命を感じる。

私は足が遅いので、みんなの足を引っ張らないか心配だった。

加藤先生は、毎回放課後の練習に来てくれる。来てくれるのは嬉しいけど、自分が足が遅いのを見られるのがちょっと嫌だった。だって自分が足引っ張ってるとこなんて見られたくないもん。

「杉野、もうちょい手、動かせ、そしたら自然と足も動くから。」

「はいっ。」

「あと、バトン渡すときは優しく渡せよっ。」

「はいっ!先生、あんまりリードしないでね。」

「わかってる。」
私は明日のリレーがとても待ちきれないでいた。





「いよいよ、明日が本番だなっ!頑張って張り切って行こう!」と先生がクラスのみんなに言った。

「もしリレーでうちのチームが勝ったらジュースおごって!」と一人の生徒が言った。

「まあみんな頑張ってたから約束しよう。でも1位じゃないとだめだぞ。」

「ほんとに!!」みんな歓声をあげた。

連帯責任だから、とにかく自分も頑張らないとっ。


今日は明日のために早く寝ることにした。