僕は唖然としていて口が閉じなかった
「だらしないなあー・・小物くらいで泣きそうな顔してたわよ」
「こ・・・小物って・・・!」
あれのどこが小物なんだ・・・
「じゃあ私用あるから。」
「えっ、あ、ありがとうございました」
女の子は立ち去ろうとした
しかし一度立ち止まって
「気を付けて・・・これからもっと大変なことが起こるかもしれないから・・・」
そう言った
独り言のように囁くように
後ろを向いてるため顔の表情が疑えない
「え?」
「弱い君には関係ないかっ!あ、やば、そろそろ行かないと!じゃあね!」
そう言って少女は走っていった
その時すでに森では異変が起こっていたことに僕は知らない

