病院へ駆け込むと、そこにはセンパイとセンパイのお母さんの笑顔があった。

「由梨!心配かけてごめんな!」
「じゃ、お母さんは帰るね。」
「うん、ばいばい。」
「うん。由梨さん、ありがとうね。」
「はい。連絡ありがとうございます。」

センパイのお母さんが帰った。

「まじでごめん。」
「ううん。・・・えっと、どうして倒れたの?」
「日射病だって・・・。めっちゃはずい!!」
「私が・・・待たせすぎたから?」
「ううん。違うよ。俺が早く行き過ぎたから。由梨に早く会いたくて。言わせんなよな!」

少し照れながら言ったセンパイが愛おしく思える。

「日射病ならすぐに退院できるよね?」
「うん。そしたらまた遊びに行こう!」
「うん!」