デレデレ彼氏とツンデレ彼女

「嘘はいりません。」


「嘘じゃないよ!ほら時計みてみなよ!」


まじだ。4時じゃん!


あたし何時間寝てたの!?


朝の大体9時でいいや


9時から4時までだから


7時間!?


「あたし7時間も寝てんじゃん!なんで起こしてくれないの!」


宏太の肩を持ちながら


勢いよく問い掛けた。


「何回も起こしたのに
初音が起きないし
なんかキレるって言ってたよ。クラスの女子が」


まじか。あたし寝起きわるいほうなんだった…


最悪だ。


「まぁまぁ。いいじゃん♪初音の寝顔は可愛いし
起きないってなんか
萌えるし♪♪」


イラつくわー。


こんなのを彼氏に持つって意外に大変なんですよ?


まぁいいけど…。


ガラッ!


勢いよく、保健室のドアが開いた。


「初音!大丈夫?」


入ってきたのは美鈴だった


「大丈夫だよ。なんかさ
夢見たんだよね」


「えーどんな感じの―?」