「おすすめは、イチゴタルト。店のやつに書いてあったよ。」


「じゃあ。イチゴタルトとチーズケーキ」


「飲み物は何がいい?」


「アイスティー。あっ。
ご飯のゴミ片付けちゃうね。」


「ありがとう。でも初音の手が汚れるよ?」


「あらえばいいじゃん(笑)」


なぜそこを気にするのかがわからない。


ケーキも食べ終わって


まったりしていた。


「もう9時か…。初音先にお風呂入っちゃいなよ。
俺はまだいいから。」


「ん。あっ。そーいえば下着ないよ?」


「あぁ。買ってあるよ。
はい。似合うと思ったんだこれ。」


渡されたのは淡いピンク色に白いレースがあしらってある下着だった。


「可愛い。ありがとう。
だけどこれからは下着は絶対買わないでね。」


「えー。なんでよー。
いいじゃん。」


「ただの変態でしょ。
まったく。」


「でも初音は変態な俺も好きでしょ?さっ。お風呂行ってきな♪」


「はいはい。」


宏太の家のお風呂って
広いから好きなんだよねー。


「あったかーい。きもちー。」


パシャパシャとお湯を弾いた。


身体や顔を洗い出た。


「宏太―。出たよ―。」


あれ?返事ないな…。


「宏太―?何してるの?」


リビングの扉をあけると


すーすーと音をたてながら寝ていた。