「ごめん!もう嫌がる事しないから!帰らないで!」


「そこまでして帰ってほしくないの?」


「当たり前じゃんか!好きな子にはずっと隣りにいてもらいたいじゃん!」


なんか無意識なのかな…?


彼女的に嬉しい言葉を会話にいれてくるのわ。


「分かった。帰らない。」


「よかった♪ねぇデザート食べる?」


「あるの?」


「あるよ♪さっき買った」


そういえば宏太の家って


つねにお菓子やらデザートやらがあるな…。


「宏太の家っていつもお菓子とかあるよね―」


「あぁ。親が好きだし、いつ初音が来ても大丈夫なようにね♪」


「そりゃどうも。」


「何がいい?今日はねケーキだよ。イチゴタルト、サバラン、チーズケーキ、モンブラン、プリン、ショートケーキ、チョコケーキ、くまさんケーキ。」


どんだけ買ってんだよ。


「コンビニでそんなに種類あったっけ?」


「ううん。初音が見てない間に駅前のケーキ屋行って来た。」


「行動が早いですね。それを学校で活かしましょう。えっとどうしよう。」