デレデレ彼氏とツンデレ彼女

「あー旨かった。」


お腹をポンポンと叩きながらぐてーと机にへばりついていた。


「よかったね。帰る?」


「んー。明日学校休みだよね―」


明日は、開校記念日とかなんかで学校は休みだ。


「そうだよ。宏太の得意な遅寝遅起ができるじゃん」


「今日俺の家泊まりなよ。」


ふふっと楽しそうな笑みを浮かべながら、あたしを見た。


「嫌です。」


「なんでー?カレカノじゃん。」


「………。だって宏太かっこいいから恥ずかしい。」


そう言うと宏太は


「初音が久々にデレた♪」


と私が一番言われて嫌な事を言ってきた。


「お金はらったら帰る。」


お会計の場所に行こうとすると。


「まって。俺のおごり♪
まぁ男が女におごるのは当たり前かな?」


当たり前っちゃ当たり前だけど…。


「ありがとう。ごちそうさま。」


「いえいえ。じゃあ家に連絡しといてね」


もう泊まる前提なんだ。


「はいはい。」