「しないからね」
「俺…の事嫌い…?」
机の上に顔をのせて
上目遣いで聞いてきた。
「そんな顔したってやらないから。」
「…………。」
チュッ。
甘いリップ音がした。
お店の中にいたお客と店員は固まってた。
「………。何がしたいのよ?」
あたしは、落ち着いた表情で聞いた。
「初音とあーんがしたいだけ♪」
えへっといいながら
反省の色が見えない宏太。
「はぁ…。分かったわよ。 1回だけだよ?」
ぱぁと宏太の顔が明るくなった。
「やったぁ♪ありがとう♪初音♪」
と言いキスをしようとしてきたので全力で阻止した。
「はい。初音あーん♪」
パクって食べると宏太が
かーわいーいー♪
とかいってくるから
あたしは本気で怒った。

