デレデレ彼氏とツンデレ彼女

「このお店。可愛いでしょ?」


ファンシーな雰囲気で


あたしの好みだった。


「うん。可愛い。」


「気に入った?」


「うん。ありがとう」


と笑って返すと


「うっ…」という声が聞こえた。


「え?大丈夫?気持ち悪いの?」


「違くて!初音の可愛さに殺られるところだったよ」


あははと笑うけど


あたしは笑えなかった。


普通に怖いし。まあ一応さ彼氏だけどここまでくるとなんなのか…


お店に入るとカップルが、いっぱいいた。


リア充ハンパねぇ。


「いっしゃいませ~♪
2名様ですかぁ~?
こちらの席お座りくださぁ~い♪ご注文がお決まりましたらベルで、お呼びくださぁ~い♪」


無駄に声高い。


「初音何食べる?俺イチゴパフェ食べようかな~」


「男の癖にイチゴパフェ食べるの?」


「いいじゃん♪だって
初音とあーんできるし」


そーゆーことかよ…。