未来へのボール*SPRING*


「どうしようもない時は、

俺が手を貸すから。」

そう言って、

会長はあたしの頬にある

涙か雨か分からない雫を

優しく指で拭った。


「なっ?」

そう微笑む顔は

とても優しい表情をしていて。


思わずあたしは頷いた。


「ん…。」

曖昧な、答えと共に。


雨は、いつの間にか止んでた。

太陽の光が、眩しかった。