見てみると、高梅くんのおめめはパッチリ。 ………起きてた! 「起きてたの?」 「起こされたの。てか何よぉ?これ」 指を指されたのは私の手。 まだ高梅の頭に置いている手を引っ込めた。 「寝てると思ったから」 「寝てる間に襲われちゃったよぉ。相川やらしぃなぁ」 「……ばか」 ははは、と笑う顔に安心する。 これだよ、これ。 この顔だよ!