高梅はこっちを向くと、悪気のない顔で微笑む。


「いいよなぁ、相川」


「……」


先生もこっちを向く。


「いいのか!?相川」


「………」


最悪。はめられた感満載なんですけど。


「……はい、やります」


仕方なく私は頷いた。


「頑張ろうなあ、相川」


「……うん」


こいつのなまった喋り方と、この無邪気な笑顔を一番近くで見られるなら…


それでもいいかも、って思った。


自由になれた気がした、じゅ~ごのよぉるぅ~。


(実際は14の昼なのは内緒!)