「君Sさんだよね、よろしくね」
「こちらこそよろしくね」
そんな他愛もない紹介から、だんだん仲良くなっていった

その当時俺はよくアニメを見ていて、もはやアニメを見ることが趣味になっていった

いわゆる、オタクという分類に入っていてもおかしくないくらいだった


驚いたことに、その子もアニメが趣味で、オタクだった

当時その趣味を持った人が少なく、語り合える相手がいなかったので、互いが互いにすぐ打ち解けあった