「偽善者ね?」 教室のドアを閉めたと同時に 愛はそう言った。 相変わらず腕を組んで椅子に持たれかかってる。 「何で、先輩にそんなに執着するの」 「カッコイイから…?」 「それだけ?」 「それだけ」 愛の話しかたにだんだん 腹が立ってきた。 「意味わかんない」 「アンタに言われたくない」 小学生の時から あたしたちはケンカをすると、 単語の口ゲンカになる。 「ありえないんだけど…」 「何が?」