心の中で叫んでいる間もなく春樹君の唇が振ってくる。











 

 もうすぐ観覧車は降りなきゃいけないのに、












 誰かが見てるかもしれないとか、











 いきなりドア開けられたらどうしようとか…












 周りの目ばかりを気にしてしまうあたし。













 もっと、誰も見てない場所で春樹君と二人きりになれたらなぁ…って思うのはおかしい事なのかな…











 でも、今のあたしはもっと春樹君に近づきたいと思った。