「え…?」



 ウソでしょ…?



 
 一瞬で目の前が真っ暗になった。


 
 ガタッ――


 フラッと倒れて机にぶつかった。




 「芽衣歌!?」



 「……」



 顎に手をあてて机に軽く腰掛けてる愛。



 
 「ホントかどうかは、本人に聞いてみたら?



 芽衣歌にそんなことできないと思うけどね?」



 クスクス笑って、教室から出て行った。



 ピシャン――



 ドアが閉まる音が妙に響いたように聞こえた。



 先輩が愛を抱きしめた…?



 あたしと付き合ってるの疲れたって…