―ガチャッ…
「―――ッ!」
開けた瞬間、右に向けた視線の先に、清水が居て。
俺を見て目を見開くその足元には、煙草のピンカスがあった。
「探したぞ?」
そう清水に向け、閉めた扉に背中を預けた。
これでもぉ、コイツは逃げられないはずだ。
「…保健室、行ったんじゃなかったのかよ。」
「…関係…ないから…」
横目で捕える俺の視線から逃げるように、清水は顔を俯かせてそれだけ言って。
いつもいつも、“関係ない”で片づけられる。
「…関係ねぇことねぇだろ?
嘘ついてサボって立入禁止の屋上に入って、その上煙草まで吸ってて。」
「―――ッ!」
「見逃せると思ってる?」
ムカついて、仕方がなくて。
体を反転させ俺は、清水の体の四方を囲むようにして見降ろした。
「謹慎にでもなんでもすれば良いでしょ?!」
だけど清水は声を上げ、俺の体を押そうと必死で抵抗して。
そんなに俺のこと嫌かよ。
そう思った瞬間には、その両手首までも捕えて壁に押し当てていた。
「…この前のあの男、何?」
そう聞く俺に、返事はなくて。
関係ない、って?
そんな風にさえ言われてる気がする。
近づけた顔を、彼女の視線が捕えることはなくて。
「―――ッ!」
開けた瞬間、右に向けた視線の先に、清水が居て。
俺を見て目を見開くその足元には、煙草のピンカスがあった。
「探したぞ?」
そう清水に向け、閉めた扉に背中を預けた。
これでもぉ、コイツは逃げられないはずだ。
「…保健室、行ったんじゃなかったのかよ。」
「…関係…ないから…」
横目で捕える俺の視線から逃げるように、清水は顔を俯かせてそれだけ言って。
いつもいつも、“関係ない”で片づけられる。
「…関係ねぇことねぇだろ?
嘘ついてサボって立入禁止の屋上に入って、その上煙草まで吸ってて。」
「―――ッ!」
「見逃せると思ってる?」
ムカついて、仕方がなくて。
体を反転させ俺は、清水の体の四方を囲むようにして見降ろした。
「謹慎にでもなんでもすれば良いでしょ?!」
だけど清水は声を上げ、俺の体を押そうと必死で抵抗して。
そんなに俺のこと嫌かよ。
そう思った瞬間には、その両手首までも捕えて壁に押し当てていた。
「…この前のあの男、何?」
そう聞く俺に、返事はなくて。
関係ない、って?
そんな風にさえ言われてる気がする。
近づけた顔を、彼女の視線が捕えることはなくて。


