―唯side―
「何で…?
何で…?」
私はそう繰り返し呟く。
ヒロは私を選ばないの…?
遥なの?
私はヒロの隣にいたいのに…一番近くにいたのに―
けど、遥とヒロはお似合いで…
見てるのが辛いんだよ…
一度も告白しないまま終わっちゃった。
もしも…
もしも
時間を巻き戻して
遥と付き合うよりも先に
ヒロに告白してたら
どうなってたんだろ?
うまくいってた?
「何で…」
カトゥの優しさは目の前にあるけど
その優しさが今は辛い。
「……」
カトゥはただ側にいる。
いてくれてる。
「何で…?
何で…?」
私はそう繰り返し呟く。
ヒロは私を選ばないの…?
遥なの?
私はヒロの隣にいたいのに…一番近くにいたのに―
けど、遥とヒロはお似合いで…
見てるのが辛いんだよ…
一度も告白しないまま終わっちゃった。
もしも…
もしも
時間を巻き戻して
遥と付き合うよりも先に
ヒロに告白してたら
どうなってたんだろ?
うまくいってた?
「何で…」
カトゥの優しさは目の前にあるけど
その優しさが今は辛い。
「……」
カトゥはただ側にいる。
いてくれてる。



