憧れのｷｬﾝﾊﾟｽﾗｲﾌ。そして一人暮らし。


物件は、親戚の叔父さんに紹介してもらった。


家賃は、なんと８万円!!


2DKでﾛﾌﾄ付!!駅近で、都内。


条件だけ聞いてすぐ契約した。


｢ｵｰﾄﾛｯｸも完備しててこの安さ…得しちゃったな。｣


そう呟き、我が家の玄関前。
鍵を通しドアを開ける瞬間嬉しさが込み上げてきた。


｢ただいまー!!!｣


って言っても私しかいない部屋。

やっぱり、最初に｢ただいま｣はナシかななんて反省する。

｢よろしくお願いします｣

とひっそり、頭を下げて我が家の廊下に最初の一歩を踏み入れる。


ﾌﾛｰﾘﾝｸﾞにリフォーム仕立ての白い壁。

大きな窓

2DKだけど部屋をあちこち、行ったり来たりする。

｢最ｯ高!!｣


―ピンポーン


休む暇もなく引越し屋の荷物が届く。


新生活に備えた新しい家具も届き、あっと言う間に午後18時00分…


｢なんか、食べるか。｣


まだ食器とか出しきれてないから、ｺﾝﾋﾞﾆに買い出し。


ちょっと一人祝いで幕の内弁当とデザートにケーキを買った。


家に戻ると、テーブルだけをなんとかキレイに整えて最初の食事。


｢一人暮らしって感じがする…｣


そんな自分に浸りながらご飯を食べた。



取りあえずベッドだけを組み立て早めの就寝。


『明日は早く起きて全て片付けちゃおう』
と思い爆睡した。