夏の香り



だけど、




「俺が夏井を気に入った理由はハッキリ分かってる。」




そう、こうやって満開の向日葵のように笑うこの明るい笑顔。




俺は彼女をゆっくり抱き寄せ




再び唇を重ね合わせた。




彼女からはお日様のような夏の香りがした。






-終-