年下彼女に負ける俺-2-

「もう耐えられん!!」


恥ずかしくて、急いでトイレに避難。

その間も、周りからは変なものを見るかのような視線が私に向いていた。








トイレに着けば、個室の中に入っては座った。



「はぁ…聡ちゃんの誕生日…」


今思うと、聡ちゃんのことでこんなに悩んだのは初めてかもしれない。

今までにも悩んだことはあったけど、今の私には今が一番だと思える。




「やっぱり、聡ちゃんの欲しいものをあげれるといいよね。」


そう思って考える。

聡ちゃんの欲しいもの…聡ちゃんの欲しいもの…。




「ダメだ、思いつかない。」


やっぱり私には無理だった。





彼女なのにわからない。

私って彼女失格なのかなと思ったり。