年下彼女に負ける俺-2-

「今何時?」


「お昼くらい。」



てことは、意外と眠ってしまったらしい。

そんなに眠かったわけじゃないのに。





「お昼は食べた?」


「まだ。今下でお母さんが作ってるよ。」



そっかぁと呟いては大きなあくびをする。

もしかしたら自分が思っていた以上に眠かったのかもしれない。






「お昼が出来たら呼ぶって。」


「うん。」



ベッドに座ってきた聡ちゃんは、私の顔を見ると変な顔と笑って言ってきた。

そのことに、だって寝起きだもんと負けじと言い返す私。