年下彼女に負ける俺-2-

「じゃあ、美桜子と一日一緒にいたい。」

聡ちゃんがそう言ってきた。



「そ、そんなことでいいの?」

普通すぎてプレゼントにもならないことを言われて驚く私に、ただしと話し続ける聡ちゃん。



「どうせなら一泊でもいいから旅行したい。」

それじゃ駄目かなと照れながら聞いてくる聡ちゃん。




これって旅行したいってことだよね。


それって…お、お泊りだからもちろん二人きりだし。

だ、誰も邪魔ものはいないし…。


あわわっ!!私はどうすれば!!




突然のことで混乱していると。


「やっぱり無理だよな。美桜子はまだ高校生だし、おじさんやおばさんにも了解を得ないとだし。」


そう言って残念そうにする聡ちゃんの顔が見えた。

だけど私の答えはもう決まってる。