年下彼女に負ける俺-2-

「ありがとう。私も嬉しい。」


ニコッと笑って聡ちゃんの顔を見ると、彼の頬は真っ赤だった。


聡ちゃんが照れてる!

なんて笑いながら言うと、彼はうるさいと言いつつも頬はさらに赤くなった気がした。






そしてしばらくすれば、私はあることを思い出す。



「そう言えば聡ちゃんもう少しで誕生日だよね?何か欲しいものはある?」


ずっと悩んでいたけど、いつまでもウジウジ悩んでいたってしょうがない。

結局は聡ちゃんに聞いた方が早いと思った。




「欲しいものか…特にはないな。」


「そっか…」


質問したのに特にないと言われてしまうと、さらに悩んでしまうよ。

どうしよう…そう悩んでいると。