年下彼女に負ける俺-2-

「聡ちゃん!ただいま!!」


家に着いて中に入ると、玄関にはやっぱり見覚えのある靴があった。

そのことに嬉しくなった私は、すぐに靴を脱いでは聡ちゃんのもとへとダッシュ。



リビングに行くと、ソファにはコーヒーを飲みながらテレビを見る聡ちゃんがいて、そんな彼に私は思いっきり抱きついた。



「うわっ!危ない、コーヒーがこぼれるよ!!」


「そんなの関係ない。」


聡ちゃんに抱きついている私には彼の香りがして、すぐに幸せになった。

この香りをずっと感じていたい。


そう思うのは私だけなのかな?

コーヒーの入ったカップをテーブルに置く聡ちゃんを横目にそんなことを思う私は、本当に幸せ者だと思った。