年下彼女に負ける俺-2-

昇降口に着いて靴を履いては校舎から出た。

やっぱり外にも掃除をしている人がいて、その近くには先生もいた。



「さようなら!」

近くにいた先生に軽くお辞儀をしながら挨拶をすると、先生は笑顔でさようならと言ってくれた。





正門を通れば、さっよりも歩く速さは速くなっていて。

気がついたら走ってた。



どうしてだろう?

昼間の授業中に変なこと考えてたからかな?


聡ちゃんのことが好きで好きで大好きで、私ばっかりが想い過ぎてるんじゃないかと思うくらいに気持ちが溢れてくる。






いつも通る住宅地の通りを過ぎて、ミラーのある角の道を曲がってちょっとだけ急な坂を登れば私の家はある。