年下彼女に負ける俺-2-

あぁっ!!私は一体どうしたら…!!


いつの間にか聡ちゃんのことだけでなくいじめのことでも悩む私って、どんだけ悩みが多いんだよと思う。

だけど悩みは消えず、それどころか余計なことを思い出し…。





「聡ちゃんの誕生日!!」


いじめのことで頭がいっぱいになっていた私に、さっきまでの悩みが甦った。



はぁ…と溜め息をして下を向いて落ち込んでいると、隣で椅子に座っている蜜が立ったままの私に対して、とりあえず…と話しかけてきた。


「何に悩んでるのかは知らないけど、私の隣で悶々とするのはやめてほしいんだけど。」


そう言う蜜は、ちょっと怒り気味で不機嫌そうだった。

そんな蜜に私は小さくはーいと返事をしてはその場を離れて、自分の席に着いた。