年下彼女に負ける俺-2-

「聡ちゃんの誕生日どうしよう…」


そう言いながら悩んでいても、さすがにそろそろ教室に戻らなくてはと思って、個室から出ようとすると。





「お前うざいんだよ!」


そんな声が聞こえ、ガコンッとバケツのようなものを床に置く音が聞こえた。

その瞬間、私がいる個室の中にまで水が入ってきた。




「うわっ!水!!」

いきなりすぎて驚く私。



「やばいって、誰かいるよ。早く行こう?」


「う、うん。」



私の声によってか、個室の外で話していたと思われる子たちは、バタバタとトイレを出て行った。