目の前の細い肩を掴み、俺たちは真剣に見つめ合った。
「本当にいいのか?」
「うん。何もせずに後悔だけはしたくないの」
その言葉を聞いて、彼女を強く抱きしめた。
「海羅…好きだ」
「あたしも」
唇同士をつけ、すぐに離す。
それから何度もキスをした。
次第に理性は削れていき、俺はその場に海羅を押し倒した。
「もう遅いからな」
「…分かってる」
目を閉じる彼女のワンピースをのけると、そこには色素の薄い白い肌が。
細い首筋に口付けると、わずかにピクリと身体が反応した。
それから下へと流れるたび、彼女は身体をくねらせた。
本能が持つわずかな抵抗さえも、俺の中ではどうでもよかった。
ただ彼女を抱くことを目的に唇を這わせ、そして愛撫を。

