ギラギラと眩しい太陽が肌を焼き付ける。
それを避けるように、パラソルの中に入った。
「ちょっと瑠衣、なに一人休んでんのよ」
向こうから、幼なじみの梢が走り寄ってきた。
「暑いからだよ。文句あるか?」
「なによその言い方。ムカつく」
そう言いながら、横になる俺の隣にちょこんと座った。
彼女とは幼稚園からの腐れ縁で、家が隣同士ということで家族ぐるみの付き合いだ。
でも俺はこいつを“オンナ”として意識したことはない。
こいつも、たぶん他に好きな奴がいたりするし。
それに……
「おまえ、本当に色気ないよな。ビキニなのに」
「何ですってぇ!?」
「ぅっ……」

