「俺は両親がいない… 俺の両親は……… 俺の父は犯罪者なんだ 俺が4歳の頃に母さんを殺した…」 お母さんを 殺した…? 「俺の父は仕事にも 行かずただ…酒飲みなだけだった」 恋次の声が静かに震えていて 私を見ようとしない ずっとベッドを見てばかりだ 「でも母さんは俺のために 身を削ってでも働いてくれたんだ 必死に必死に… 俺はずっと見ていた」 「でも… ある日…」