八一ト




「恋次っ」


混乱していた
恋次を私は精一杯に
恋次の体を抱きしめた


「ハッ――――

俺…何してた…!?」

我に返った恋次は落ち着きを
取り戻していく

「ただ

ちょっと

周りが見えなかっただけ


うっ……」


私の腰にまた激痛がはしる

「俺…ヒナになんか
してしまったのか…?」


「私は…

大丈夫…

……だから…」