八一ト



キツイ…

後2階もあるよ

とそのときだった

あれ…?

軽くなったような…

「重いだろ」

「え?」

私の隣にいたのは
恋次の姿だった

「ありがとう」


恋次のおかげで
楽に2階まで上がれた

「よいしょっと…
ホントにありがとね」

「ああ
俺も新聞委員だしな」

恋次は優しく
微笑んだ

…やっぱり
おかしい

私の心臓が
またドキドキうるさい