八一ト




「本当にごめんね」

「良いよ別に」

そっけなく返された
一言は

恋次が前にいる
背中がかっこよく見えた

「俺の家と近いな」

「本当?」

「おう…
俺、こっちに曲がると
すぐ着く」

これは偶然…

すごい…

「私はこっちに曲がると
すぐ家に着くよ

だからこの辺で大丈夫」

「いいよ別に…」

「ホントにすぐそこだから
ありがとう」

私は手を振り
走って家に帰った