八一ト





「んで・・・ささ姉は死んだ・・・
それから俺はすごく後悔した・・・

幸せに出来なかったと・・・

悔やんでも悔やみきれなかった」



「幸せに出来てんじゃん・・・」


「何が・・・・・・?どこが?」


「毎日病院通って・・・・・・
毎日会いに来てくれて
嬉しくない訳けないじゃん」


「違う・・・俺はもっと・・・」


「イケメンくんは夢を膨らませ
すぎなんや・・・だからこんなこと
普通だと思って通ってたんやろうけど・・・」


「そのささかさんにとったら
それだけのことが幸せだった」


「こんな普通のことが・・・?
ありえねーよ・・・」


「病院で1人で学校にも行けない
淋しい中で潤が来るのが唯一の幸せ
だったんじゃないかな?」