八一ト






あのときの記憶がよみがえる

何でか分かんないけど

私とせんじの
あのときのお話が・・・・・・





「俺さぁー・・・

ヒナちゃんに会えて良かった」


「ん?何で?」


「感謝してるホンマに
恋次のこと」


「・・・恋次?」


「恋次は多分心から安らげる人を
探してたんや・・・・・・施設でも
たくさんの人にいじめられて
それを助けてくれる人もいなくて」


「先生も?」


「うん施設の先生も見て見ぬフリ
しょうがないで済ませてたからな」


「だから怯えながら育った感じなんや
で、俺が施設に入ったら恋次はがいた」

「え・・・」

「アハハハ
そう俺も親に捨てられたみたい」