あのときの記憶がよみがえる
何でか分かんないけど
私とせんじの
あのときのお話が・・・・・・
「俺さぁー・・・
ヒナちゃんに会えて良かった」
「ん?何で?」
「感謝してるホンマに
恋次のこと」
「・・・恋次?」
「恋次は多分心から安らげる人を
探してたんや・・・・・・施設でも
たくさんの人にいじめられて
それを助けてくれる人もいなくて」
「先生も?」
「うん施設の先生も見て見ぬフリ
しょうがないで済ませてたからな」
「だから怯えながら育った感じなんや
で、俺が施設に入ったら恋次はがいた」
「え・・・」
「アハハハ
そう俺も親に捨てられたみたい」

