「それに聞きたいことあったし」 「ん?」 潤は私を見つめる 疑ったような瞳をして 綺麗な瞳なのに今は曇っている 今だけじゃなく転校して来た日から ずっと曇ってる瞳 硬い偉大な見えない扉が潤の 前に置かれてる気がした 誰にもこじ開けられない 硬い扉が ・・・このせいか このせいでどんなに喋っても どんなに近くにいても 遠い存在の様な気がする イケメンでカッコイイから じゃなくて・・・ 誰にも分かってあげられない 何かで遠い存在のように 見せてるんだ