「よぉ!!

恋次また来てやったで」


「こんにちは」


私はめげない事にした

恋次が記憶を消えてしまっても
私の中の記憶は消えない

まだ恋次と一緒にいたいから

もしかしてまた恋次が
今の記憶を取り戻してくれるかも
知れないから

友達からにしようって
決めたんだ


「えーと

この人は

大友 ヒナ

って言って恋次と同じ
高校なんやで」

「よろしく」

私はニコリと笑い

なるべく恋次の前では
明るくいようって決めた