「もしかして それって……」 「ちょっと行って来る!!」 私は自分の教室を飛び出して 恋次の教室に向かっていた 「恋次君!!」 恋次は片隅の席に座って 顔を机に伏せていた やっぱり… 「恋次君 ちょっと顔見せて」 返事が無いから 無理矢理私が額を手で確かめた 熱い… すごく熱い… 恋次の荒い呼吸で 危機を感じた 「保健室に行こう」