「それ、返せ」

恋次がクローバーの方を
指さして私を睨みつける

何で…?

こんなのゴミじゃないの?

こんなのいらないんじゃないの?


「こんなクローバー…」

「返せっつってるだろ!?

それは俺にとって大切なもんなんだ」

大切なモノ…――――?

「なんで…!?」

「なんでお前に言わないと
いかないんだよ」


だるそうに私を睨めるのは
止めようとしない

「お願い…

教えて……」