八一ト






廊下に落ちてある緑色のクローバー
を見つめる

恋次が幸せになってほしいと
プレゼントをした物

今じゃ
こんなのゴミのような物だよね

だからわざと捨てたのかな

…――――

捨てられて当たり前だよ…

当たり前…

当たり前なのに

何で胸が締め付けられるんだろう

苦しくて

苦しくて

辛くて

どうしようもない感情が
心の中に詰め込んでくる

泣いちゃいけない

笑うんだ…