八一ト






私は口を覆った

ほんとだ!!

すれ違ってる!!

「愛されてんのはヒナちゃんやで

だって恋次、告白されるたびに何て
言うと思う?」


「??」


せんじはまたニヤけて
前を向く


「俺、マジ大切にしたいやつが
いるから、やって!!

だから大丈夫やで心配しなくても
ヒナちゃんからは離れへん
保証したる」

なっ、と肩をポンと叩かれる


すごく嬉しい―――

どーしよ…嬉しすぎる…

「もー顔真っ赤にして
可愛ええな」

そう言って頭を撫でてくれるせんじ

明日恋次においしいおいしい
お弁当をつくったあげよう