私は口を覆った
ほんとだ!!
すれ違ってる!!
「愛されてんのはヒナちゃんやで
だって恋次、告白されるたびに何て
言うと思う?」
「??」
せんじはまたニヤけて
前を向く
「俺、マジ大切にしたいやつが
いるから、やって!!
だから大丈夫やで心配しなくても
ヒナちゃんからは離れへん
保証したる」
なっ、と肩をポンと叩かれる
すごく嬉しい―――
どーしよ…嬉しすぎる…
「もー顔真っ赤にして
可愛ええな」
そう言って頭を撫でてくれるせんじ
明日恋次においしいおいしい
お弁当をつくったあげよう
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