執事の秘密



「龍一様、声に出すほど悩んでらしゃるのね。あぁん、悠里ちゃんが羨ましいわぁ」


悩んでる俺の隣でキモい声を出している宮石。


いつも思うけどなんでこいつ執事なんかやれてるんだ?


オカマバーに行けばいいものを……


ってそれはどうでもいいっつうの!!!


「おい、宮石!なんかいい案ないのか!!!」


「ありますけど、悠里ちゃんのことで使うのはちょっと嫌だわぁ。だってこの案、あたしのためにあたしが考えたんですものぉ」