執事の秘密


「え、え?どういうこと?」


私が聞くと、はぁってため息をついて、私のストレートで真っ黒な髪に触れる。


「ここまで言って気づかねぇとか、どんだけバカなんだよ。」


「バカって失礼な...きゃ!」


いきなり手を引かれて、気づいたら瀧本くんの腕の中にいた。


え、え、え、えぇぇぇぇえ!?


「%&#*=!;?%!?!?」


「ふっ、何言ってんの?」


面白がって笑う瀧本くん。


わぉ。笑ってんの、なんかかわいいな...。