執事の秘密



ドキッ


……不覚にもときめいてしまったよ。


「何?どうしたの?」


「いや、別に。そっか、家族愛ね」


何が言いたいんだろう。


てか、


「そんなこと聞いてどうするの?てか、早く英のとこ戻らないと」


私がそう言った瞬間、瀧本くんの表情は嬉しそうな顔から不満げな顔に移る。