おお、英もいるんだったね。 確か、英のファンから逃げるために、走って体育館の裏まで来たんだっけ? 記憶が曖昧だ…。 とうとう私も寿命がつきるかのぉ…。ふぉっふぉっふぉっ。 ……冗談はこのくらいにして、と。 「うん、大丈夫。ありがと二人とも」 私はそう言って、二人に微笑みかける。 「ところで、悠里。お兄ちゃんとはどうなの?」