「……さてと、俺たちまだ仕事が残ってるんだ。もうあっちに戻らないといけないから」 「え、さっき帰ってきたばかりなのに」 悠里もまともに話できてないと思うし……。 「申し訳ありません、真凛様。悠莉のこと、よろしくお願いしますね」 「……お仕事、ガンバってください……」 「ごめんな、真凛ちゃん。また今度帰ってくるから」 「はい、お気をつけて……」 おじさんとおばさまは、そのまま空港に向かってしまった。