「はい。」 『名前なんて言うの?超タイプ!!』 やっぱりそういう人なんだ。 「名前は分からないんです。」 私が一番知りたいもの。 『え!?そうなの?じゃあ家も分かんないよね。…よかったら家に来ない??』 確かに家は分からない。 でも… 「結構です。」 そう言って立ち去った。 以外に私は足が速かった。