「……ヤベ」

「え……？」

中谷君の顔を見ると、私と同じぐらいに真っ赤になってる。


「マジ、反則……」

「きゃっ」

中谷君が抱きついてきて、驚く。


「あ、あの。中谷君……？」

「……。今日は和泉って呼んで」

「え？」

「ダメ……か？」

あの中谷君が甘い声で、私を上目づかいで見る。


な、なんか、かわいい……。


「うん」

私は照れながら、うなずく。


すると、中谷……じゃなくて、和泉君は優しくキスする。


「オレの部屋でいいか？」

「……うん」

　……和泉君とは強引に付き合うことになった。

だけど、和泉君のことを好きになったから、いっか。



*END*