フッ。相変わらずの愛情表現だぜ。
「まぁ、それはいいとして。そろそろゲームしまったら?先生が来るわよ」
「あらまぁ、奥さん。もうそんな時間ですこと?」
「…いい加減ぶっ壊してあげようかしら。そのゲーム」
「全力でスライディング土下座させて下さい」
「はい。早く席に着いて下さい」
おっと。先生が来てしまった。
「じゃ、私は席に戻るから。」
「はーい。また後でね!」
サナが席に戻った。
うーん。つまらん。
「さっきは随分と賑やかだったね」
「?」
本を読みながら、隣の男子が話しかけて来た。
うん?誰だ?この少年は。
てか、これは私に話しかけているのか?
「…君だよ。他に誰がいるの?君は馬鹿?」
初めて話しかけられた人に馬鹿呼ばわりされた。
ちょっと凹む。
